Rainbook

法務パック

法務パックは早期アクセスで提供しています。受付から利益相反チェック、Jira での案件開始までを一続きで進められます。すべての案件を対象にした利益相反検索と、Jira 標準のセキュリティ機能を使った案件ウォールも備えています。

早期アクセス

このパックは早期アクセスです。現在もインストールしてサポートを受けられ、カタログと作業項目に「早期アクセス」のラベルが付きます。2027 年初頭に、デザイン パートナーと共に完成させる予定です。今行った設定は、一般提供版にそのまま引き継がれます。

ライフサイエンス、政府機関の受託事業者、法務の各パックは早期アクセスです。

対象となる方

企業法務や社内法務オペレーションを扱う法律事務所と法務部門、および遺産計画、家事、消費者破産などの個人向け業務が対象です。中心となるデータが健康情報、犯罪歴、出入国情報である業務分野は、Rainbook が保持できる範囲外のため、このパックでは対象外です。該当するのは、人身傷害、医療過誤、刑事弁護、入国管理、労働者災害補償、障害関連です。

このパックは、無料プランを含むすべての Rainbook エディションと Jira Free に、丸ごとインストールできます。案件ウォールには Jira Standard 以上が必要です。

受付、利益相反チェック、案件

このパックは、CRM スペースに 3 つの作業タイプを追加します。

作業タイプステータス
IntakeNew, Screening, Conflict check, Pending engagement, Engaged, Declined
Conflict checkRequested, Searching, Review, Cleared, Cleared with waiver, Conflict – declined
MatterOpening, Open, On hold, Closing, Closed

フローは自動で進みますが、重要な各ステップは人が承認します。

  1. 受付を Conflict check に移すと、その受付にリンクされた利益相反チェックが作成されます。
  2. 受付が「Pending engagement」に進めるのは、利益相反チェックが「Cleared」または「Cleared with waiver」の場合だけです。
  3. 受付を Engaged にすると、新しい案件が提案されます。業務分野、依頼者、当事者、担当弁護士、案件番号は引き継がれます。
  4. Conflict – declined にすると、受付の辞退が提案され、受任しない旨の通知書を送るためのフォローアップが作成されます。

依頼者は案件の取引先になります。当事者は、ディレクトリ内の組織と人物で、それぞれ案件での役割 (依頼者、相手方、関係者、共同受任弁護士、相手方代理人、証人) を持ちます。当事者の名前と役割は、通常の Jira フィールドにも書き込まれるため、アンインストール後も正しく読めます。

利益相反チェックでは、受付に記載されたすべての名前(依頼者、当事者、入力した別名)を、事務所内のすべての案件と照合します。ウォール設定済みの案件も対象です。完全一致の名前、別名、表記の近い名前、親会社を照合し、句読点、アクセント記号、Inc、LLC、LLP などの接尾辞は無視します。

開くことができる案件でヒットした場合は、一致した名前と一致度、当事者の役割、案件、依頼者、ステータス、担当弁護士が表示されます。開けないウォール設定済みの案件でヒットした場合は、「ウォール設定済みの案件 1 件: 利益相反チームに確認してください」と 1 行だけ表示され、利益相反チームの受信トレイに確認用の項目が届きます。利益相反が存在するのに「該当なし」と表示されることはありません。

検索結果はチェックに書き込まれ、ヒットの一覧表がコメントとして投稿されます。ウォール設定済みの案件は、名前ではなく件数のみ表示されます。

案件ウォール

Jira Standard 以上では、案件を編集できるユーザーなら誰でも 案件をウォールで保護 をクリックできます。案件は、案件チームだけが開けるウォールの内側に移ります。案件チームには、担当弁護士、受任元の弁護士、操作したユーザーがあらかじめ入力され、「ウォール設定済み · 元に戻す」と表示されます。案件にリンクされたメールも、ウォールの内側に移ります。ウォールを解除 をクリックすると、再び開けるようになります。

パックには 2 つの設定があり、どちらも初期状態ではオフです。

  • 新規案件をウォールで保護: 新規の案件はすべて、ウォールで保護された状態で始まります。
  • 利益相反チェックを利益相反チームに限定: 新規の利益相反チェックを開けるのは、利益相反チームと担当者だけになります。

ウォールは Jira のセキュリティ レベルなので、Jira 検索、Rovo、ダッシュボード、モバイルアプリでも適用されます。セキュリティ レベルがない Jira Free では、ウォールを除くすべてがインストールされます。Jira Free のサイトでは誰でもすべての案件を開けるため、利益相反検索の結果は全員に完全な形で表示されます。

フィールド

すべて Jira のネイティブ フィールドです: Practice area, Matter number, Responsible lawyer, Originating lawyer, Parties, Aliases, Referral source, Fee arrangement, Engagement letter, Conflict result, Waiver obtained, Client AI consent, Privileged notes, Conflict analysis, Fee estimate。

Client AI consent (Not asked, Given, Refused) はレコードとビューに表示され、質問機能でも絞り込めます。依頼者ごとの AI 利用について、事務所のポリシーに沿って対応できます。

ビュー、指標、ルール

保存済みビュー: Open intakes、Conflict checks in review、業務分野別の進行中の案件、Open matters without a signed engagement letter。

指標: Intake conversion、受付から受任までの日数の中央値、利益相反チェックにかかる時間の中央値、業務分野別の新規案件数、受任元の弁護士別の Originations。

依頼者のヘルスは、12 か月間に開始された案件数の推移、最後の連絡からの日数、14 日を超えて待機している受付の数をもとに算出されます。

ルールは、パックのインストール時にすべてオンになります。内容は次のとおりです。利益相反チェックを作成する。受任が決まった受付から案件を提案する。受任しない旨の通知書のフォローアップとあわせて辞退を提案する。委任契約書が 7 日経っても署名されていない進行中の案件について、所有者に毎日リマインドする。各案件のウォールを案件チームと同期させる。

受付サマリーでは、依頼者、案件の種類、当事者、緊急度、利益相反の状況をひと目で確認できます。

デザイン パートナーと進めている開発

2027 年初頭の一般提供版で予定している内容は次のとおりです。利益相反検索での発音が似た名前の照合と、照合対象とする企業グループの範囲拡大、ドキュメント リンク付きの権利放棄(ウェーバー)ワークフロー、CSV からの中途採用弁護士の利益相反インポート、経験ディレクトリ ビュー、法務オペレーション向けの Jira Service Management 受付フォーム。

はじめに

設定 › パック からパックをインストールし、デモデータを追加すると、架空の受付から案件の開始までを、あらかじめ用意された利益相反も含めて一通り試せます。インストール、更新、削除の仕組みについては、業種パックをご覧ください。

Jira の権限だけでは足りない制御が必要なチームは、オプションの規制業種パックを追加できます。